アークフィーンド・セット クリーチャー紹介

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番号

英語名

日本語名(仮名)

陣営

コメント

1

Cleric of Lathander

ラサンダー神のクレリック

秩序にして善

フォーゴトゥン・レルムの太陽神ラサンダーのクレリック。アークフィーンドには、『Forgotten Realms: Player's Guide to Faerun』とのからみでこのセッティングのクリーチャーが多く含まれている。指揮官効果は部下が士気回復の際に+4のボーナスを得、士気回復に成功すると10hp治癒するというもの。アンデッド退散が強力で、シアリング・ライトが2回発動できるなど、呪文も強力。自軍の前線のやや後方に配置しておくと良いだろう。

2

Dalelands Militia

デイルランズの民兵

秩序にして善

フォーゴトゥン・レルムにあるデイルランズ地方の民兵。ようやくLGにも安い弓兵が登場したわけだが、今さら使うかと言われると………はて?

3

Gold Dwarf Fighter

ゴールド・ドワーフのファイター

秩序にして善

フォーゴトゥン・レルムにいるドワーフの亜種族、ゴールド・ドワーフのファイター。双頭武器のドワーヴン・アーグロシュを使っているため、同じ攻撃ボーナスで2回攻撃する。AC、攻撃力、hp、セーヴの良さと安定した性能を誇る。ドワーヴン・ディフェンダーなどと組み合わせると、非常に良い前線要員となるだろう。

4

Human Dragonslayer

人間のドラゴンスレイヤー(竜退治人)

秩序にして善

ドラゴンスレイヤーは未訳の『Draconomicon』というサプリメントで追加された上級クラス。このミニチュアの場合、竜相手に近接ダメージが+5される他、恐れ知らずで、また勇気のオーラによって隣接する味方の士気セーヴを+4する。上のゴールド・ドワーフと並んで、中堅の前線要員候補。

5

Large Silver Dragon

大型シルヴァー・ドラゴン(銀竜)

秩序にして善

今のところ一番コストが高く、それに見合った強さを持つクリーチャー。海外のファンはよく「LSD」と略して呼んでいるがどうかと思う(笑)。冷気のブレスもさることながら、難易度21の麻痺ブレスは凶悪。

6

Medium Earth Elemental

中型アース・エレメンタル

秩序にして善

ハービンジャーにいた大型アース・エレメンタルの中型版。“指揮官が必要”だが制御困難がないため使い勝手は悪くない。13ポイントで近接攻撃+8(10)は魅力的。加えて穴掘り移動ができるため、敵の前線をくぐり抜けて後ろに出ることもできる。

7

Paladin of Torm

トーム神のパラディン

秩序にして善

フォーゴトゥン・レルムのトーム神のパラディン。LG陣営にもついに近接攻撃+2の指揮官が登場。しかも相手が悪なら+4! そして本人も恐れ知らずでけっこう強い。が、コスト51ポイントでhp50というのが少し悩み所ではある。

8

Soldier of Cormyr

コアミア王国の兵士

秩序にして善

これもフォーゴトゥン・レルムのコアミア王国の兵士。コスト11でAC23、hp25と堅い。壁要員としてはなかなか優秀であろう。

9

Healer

ヒーラー(治癒師)

秩序にして善/混沌にして善

ヒーラーは未訳の『Miniatures Handbook』で追加された基本クラス。ひたすら治癒呪文を使うだけのクラスなため、海外のファンからは“ガールフレンド・クラス”などと呼ばれている。腹心向けのクラスということらしい。DDM上でもひたすら治癒するだけのクリーチャーだが、それだけにhpの回復力はずばぬけており、麻痺も治すことができる。

10

Mialee, Elf Wizard

エルフのウィザード、マイアリー

秩序にして善/混沌にして善

ようやく登場、アイコニック・キャラクターのマイアリー。エルフの女ウィザードである。アークフィーンドは全般的に女性ミニチュアの出来が大幅に向上したが………マイアリーはちょっとその、いやその。性能的にはハービンジャーにいたEvoker's Apprentice/力術師の弟子のコストが安くなり、固体名になったという感じ。

11

Catfolk

キャットフォーク

混沌にして善

『Miniatures Handbook』で追加された種族。ようするにライオンだの虎だのの猫族と人間の特徴をあわせ持つ生き物だが、日本のマンガに出てくる猫耳少女のようなものを期待してはいけない。性能的には、安くて足の速い弓兵。

12

Champion of Eilistraee

イーリストレイー神の勇士

混沌にして善

フォーゴトゥン・レルムにいる“良いドラウ”の神イーリストレイーの神官戦士。指揮官効果で他陣営のドラウを引っ張ってくることができ、また剣を使っているクリーチャーにさまざまなボーナスを与える。この“wielding swords”というのが問題で、カードの裏側のD&D用データを参照する必要があるというのがややこしい。ミニチュアの造型は非常に素晴らしい。

13

Cleric of Kord

コード神のクレリック

混沌にして善

グレイホークの戦神コードのクレリック。指揮官値は1と低いが、近接攻撃+2/相手が秩序なら+4と強力な指揮官効果を持つ。グレートソードを持ったハーフオークで、本人の攻撃力も相当なもの。

14

Drizzt, Drow Ranger

ドラウのレンジャー、Drizzt¥¥発音質問中¥¥

混沌にして善

『ダークエルフ物語』の主人公。指揮官効果でLGの固体名クリーチャーを引っ張ってこれ、また固体名の部下にさまざまなボーナスを与えて強化する。本人の攻撃力も相当なものだが、87ポイントというコストを指揮官に支払うのが悩ましいところ。今後もっと強力な固体名クリーチャーが登場することを期待か。

15

Evermeet Wizard

エヴァーミートのウィザード

混沌にして善

造型、ペイントともに非常に美しい女性エルフのミニチュア。15ポイント分の動物やエレメンタルを2回招来でき、メルフス・アシッド・アローを3回発動できる。ファイアー・エレメンタル(+ハイエナ)を招来してガウス対策にするもよし、ウルフ3体を将来してクリーチャーを稼ぐもよし、戦術的な柔軟性を与えてくれる。

16

Graycloak Ranger

灰色のマントのレンジャー

混沌にして善

下僕でウルフ1体がついてくるエルフのレンジャー。15ポイントで遠隔攻撃+10/+10は非常に優秀である。隠れ身の能力も持っている。

17

Halfling Ranger

ハーフリングのレンジャー

混沌にして善

上記のグレイクロークのレンジャーと並んで、非常に優秀な弓兵。コストは8ポイント高く、下僕もいないが、遠隔攻撃が+12/+12でしかも魔法ダメージ。さらには精密射撃がついてくる。偵察兵の能力で特殊地形タイル上に配置できるため、使い方によってはなかなか面白いことができそう。

18

Halfling Wizard

ハーフリングのウィザード

混沌にして善

今回の台風の目の1つ。回数無制限のマジック・ミサイル(D&D用データによればワンドを持っている)に加え、スコーチング・レイが2回発動できて、たったの19ポイント。きちんと対策をたてていないウォーバンドは、呪文だけでいいように粉砕されかねません。

19

Ialdabode, Human Psion

人間のサイオン、イアルダボード

混沌にして善

なぜサイオンとゆーとみんな禿げなんでしょうかね? サイオニック能力がいろいろついていますが、全般的に見て、まあ5ポイントなら妥当かなあ、という程度の性能。ドリさんの部下にするには悪くないか。

20

Moon Elf Fighter

ムーン・エルフのファイター

混沌にして善

49ポイントいうコストは高いが、指揮官値5で本人も非常に戦闘力の高い指揮官。部下にTactics/戦術を与える指揮官効果は使い方によっては面白そうである。アンコモンなので、CGの指揮官不足もかなり解消されるはず。

21

Ragnara, Psychic Warrior

サイキック・ウォリアー、ラグナラ

混沌にして善

これまた造型の良い女性ミニチュア。人間ではなく、『Psionics Handbook』で追加される新種族“maenad/ミーナッド”。コスト7でることを考えるとこの性能は非常に優秀。ドリさんの部下にして強化すれば、かなり使えるのではないだろうか。

22

Unicorn

ユニコーン

混沌にして善

プロテクョン・フロム・イーヴルのオーラで、自身および隣接するクリーチャーのACが悪のクリーチャーに対して+2となる。21ポイントでhp20、攻撃+11(15)はなかなかのものだが、近接攻撃の間合いを持たない大型クリーチャーというところで、使い勝手がやや難しそう。

23

Githzerai

ギスゼライ

秩序にして善/秩序にして悪

『次元界の書』などにも登場する、アビスに住む種族。デイズの呪文を使えるが、現在の環境では通用する相手が少なさそう。

24

Sage

賢者

すべて

発売前はいろいろ取りざたされていましたが、結局単なる4レベルエキスパートだったのですな。コスト5でhp20は優秀といえば優秀なのですが、攻撃力はほぼ皆無。呪文が使えるわけでなし、TRPGセッションで老魔術師や村の古老として使うのが主な用途か。

25

Clay Golem

クレイ・ゴーレム(粘土のゴーレム)Sage

混沌にして善/混沌にして悪

攻防共に強力で、人造なため恐れ知らずという強力なクリーチャー。士気下になくなると混乱するのは御愛嬌。ただ、混沌陣営であるにも関わらずい動力が4しかないため、ウォーバンドの戦術をどう組み立てるかが仮題となってくる。

26

Half-Orc Barbarian

ハーフオークのバーバリアン

混沌にして善/混沌にして悪

近接攻撃+7(15)が強力なバーバリアン。ドラゴンアイのバーバリアン傭兵にくらべるとコストが3高いが、その分攻撃ボーナスが2高く、hpも5多い。今回、混沌にして悪には同コストで“Orc Raider/オークの襲撃兵”がいるため、むしろ混沌にして善の陣営で攻撃ユニットが欲しい場合に候補にあがってくると思われる。

27

Wereboar

ワーボア

混沌にして善/混沌にして悪

毎セットごとに1種類入っているワークリーチャー。今回はイノシシ。ダメージ減少があるわりにはコストが安い。が、攻撃ボーナス+6というあたりがやや難点。

28

Aspect of Bane

アスペクト・オヴ・ベイン(ベイン神の影)

秩序にして悪

フォーゴトゥン・レルムの悪神ベインの影。今回シルヴァー・ドラゴンに次いでコストが高い。近接攻撃+21/+16は強力だが、このコストでダメージが15魔法というのはやや物足りない感もある。恐怖のオーラ8はインパクトがでかいが、本来近接攻撃の間合いを持つクリーチャーは接敵するより距離2で攻撃したいところ。なかなか使い勝手が難しい。ダメージ減少はあるが、エネルギーへの抵抗や完全耐性はない点もやや見劣りする。

29

Bone Devil

ボーン・デヴィル

秩序にして悪

3.0版のMMでは“オシュルス”が項目名だったが、3.5版のMMだと“Bone Devil”が項目名で、オシュルスという名前は説明文中にまわされている。飛行できる強力なデヴィルで、尻尾の毒(難易度20!)は実に嫌らしい。ACも25あり、ダメージ減少の他、[火]への完全耐性や各種エネルギーへの抵抗を持つ。残念ながら攻撃が魔法ダメージではないため、ウォーバンドを組む時はマジック・ウェポンを使えるクリーチャーと組み合わせたい。ミニチュアはよく曲がってしまっており、茹でてまっすぐにした方が良い。

30

Dark Moon Monk

ダーク・ムーン・モンク(暗月門のモンク)

秩序にして悪

フォーゴトゥン・レルムに登場する、ソーラサラーとのマルチクラスが可能なモンクの門派。モンクとしての性能よりも、マジック・ウェポンを発動できるソーサラーとして重宝する。

31

Dread Guard

ドレッド・ガード

秩序にして悪

『モンスター・マニュアルII』に登場する人造クリーチャー。動く鎧というやつで、中身は入っていない。コスト14でhp45、人造なので恐れ知らず、[冷気]と[火]への抵抗10、と非常に頑丈。前衛の壁要員としては実にお買得である。

32

Duergar Warrior

ドゥエルガルのウォリアー

秩序にして悪

悪いドワーフ、ドゥエルガルのウォリアー。黒い肌にハンマーを持ったミニチュアはなかなかかっこう良い。DDMのデータとしては、まあ4ポイントの穴埋め要員としては悪くないか、といった程度。

33

Erinyes

エリニュス

秩序にして悪

黒い翼を持った女性型デヴィル。戦闘能力ではややボーン・デヴィルに劣るものの、呪文抵抗を持っていたり、さまざまな呪文が使えたりと小わざが利いている。アンホーリィ・ブライトは敵が善の陣営なら強力なのだが、悪だとまったく利かないというのが悩み所。

34

Gauth

ガウス

秩序にして悪

ビホルダーの下位の亜種で、目柄は6本しかない。能力面では今回一番の話題となっているクリーチャー。問答無用で15[火]を与える光線はあまりに強力であり、対策のないウォーバンドはいいように粉砕される危険がある。麻痺の光線や朦朧化の凝視も恐ろしい。特殊能力によって2番目に近い目標を狙うことができるため、先頭のクリーチャーが[火]への完全耐性を持っていても、2番目が焼かれてしまう恐れがある。

35

Human Cleric of Bane

人間のベイン神のクレリック

秩序にして悪

悪神ベインのクレリック。指揮官効果で部下に対してハービンジャーの「人間の処刑人」に似た能力を与える。マジック・ウェポン、サウンド・バースト、サモン・モンスターIIIと呪文のレパートリーもそこそこ。ただし他の呪文の使い手と異なり、サモン・モンスターIIIで招来できるのは「コスト15以下の悪のエレメンタル1体または悪の来訪者1体」。「合計コスト15」ではないので、1体しか招来できない。

36

Nothic

ナシック

秩序にして悪

未訳の「Miniatures Handbook」で追加された1つ目の怪物。凝視攻撃はそれなりに面白いが、距離6であることを考えると、コスト・パフォーマンス的にはやや微妙。

37

Red Wizard

レッド・ウィザード

秩序にして悪

フォーゴトゥン・レルムにあるサーイという国のウィザード上級クラス。ようするにドラゴンアイにいたサーヤン・ナイトの親玉。残念ながらコンボになっていたりはしない。マジック・ミサイル2発、スコーチング・レイ3発、ファイアーボール3発、ライトニング・ボルト1発と、実に凶悪な攻撃魔法が揃っているのだが、各種エネルギーへの完全耐性や抵抗を持つ来訪者が闊歩する昨今では、いまひとつの感がある。また、移動速度の速いクリーチャーに暗殺されてしまうケースも多い。指揮官効果は、混沌にして悪の呪文の使い手を引き入れるウォーバンド編制能力と、部下の呪文のダメージを+5するというもの。今後、悪の陣営にハーフリング・ウィザードのようなクリーチャーが出てくると、凶悪になるのではなかろうか。

38

Snig the Axe

“斧の”スニッグ

秩序にして悪

ついに登場した「Minions/下僕」の能力を持つ指揮官。指揮官値0ではあるが、コストはわずかに20ポイント。3ポイントのゴブリン3体が下僕となることを考えればかなりのお買得。指揮官効果により小型の部下はダメージ+5となる。本人の戦闘力もそこそこ。LE陣営の2体目の指揮官としてかなり重宝するだろう。アーソックとペアを組めばゴブリンの戦闘力もバカにならない。

39

Xill

ジル

秩序にして悪

モンスター・マニュアルでお馴染みのモンスター。ゲーム開始時に“異次元潜伏”によって潜み、3ラウンド移項、イニシアチブを取れば好きな場所に出現できる。「人間のベイン神のクレリック」で招来することも可能。

40

Zhentarim Fighter

ゼンタリムのファイター

秩序にして悪

ゼンタリムというのは、フォーゴトゥン・レルムにある悪の商業結社のようなもの。7ポイントでAC19、hp25はなかなか優秀な壁ではなかろうか。

41

Gravehound

グレイヴハウンド

秩序にして悪/混沌にして悪

バイオハザードに出てきそうな腐りかけの犬。アンデッドにしては移動力が速く、コスト的にもなかなか優秀。

42

Ochre Jelly

オーカー・ジェリー

秩序にして悪/混沌にして悪

D&Dの伝統的モンスターであるオーカー・ジェリー(黄土色のゼリー)。なんか中で溶けてる人がいます(笑) ドラゴンアイにいたキャリオン・クロウラーと同様のワンダリング・モンスター。セッション用には重宝するが、スカーミッシュで使うかというと………ま、ネタで(笑)

43

Warrior Skeleton

ウォリアーのスケルトン

秩序にして悪/混沌にして悪

ハービンジャーのスケルトンより1ポイント安い。ACは1低いが、移動力は6ある。とりあえずコモンでスケルトンが手に入るのはTRPG用にありがたい。

44

Abyssal Eviscerator

アビサル・エヴィサレイター(アビスの内臓えぐり)

混沌にして悪

D&Dチェインメイルで登場したデーモンの1種。4本の腕を持つミニチュアの出来は非常によく、パックから出てきたときはレアかと思ったほど。スカーミッシュ上はというと、攻撃力はそこそこなのだが、hp40でダメージ減少なしというのがやや不安か。TRPG用のデータは『Miniatures Handbook』に掲載されている。

45

Aspect of Demogorgon

アスペクト・オヴ・デモゴルゴン(デモゴルゴンの影)

混沌にして悪

最強のタナーリにしてデーモン・プリンス、双頭のデモゴルゴンのアスペクト。頭が2つあるため、1ラウンドに2回起動することができる。コスト101は高いが、ACの高さ(24)、エネルギーへの抵抗と完全耐性、それに加えて2回起動できるとあって、なかなかに強力。アスペクト系では一番使えるのではなかろうか。

46

Aspect of Lolth

アスペクト・オヴ・ロルス(ロルス神の影)

混沌にして悪

ドラウの神ロルス神のアスペクト。ロルスはさまざまな姿を取るが、これはそのうち上半身がドラウで下半身が蜘蛛というドライダー形態のもの。エネルギーへの耐性はないが、呪文抵抗を持ち、近接攻撃の間合い3が恐ろしい。特殊能力によって、CE以外の陣営には追加ダメージを与える。TRPGを遊ぶ時は普通のドライダーとして使用できる。

47

Aspect of Orcus

アスペクト・オヴ・オルクス(オルクスの影)

混沌にして悪

デーモン・プリンスであるオルクスのアスペクト。アスペクト・オヴ・デモゴルゴンにくらべると、ACの低さと移動力の低さがやや不安か。しかし1度しか使えないとはいえ、難易度17のセーヴに失敗した敵を即死させる能力は恐ろしい。

48

Cultist of the Dragon

ドラゴン教団員

混沌にして悪

フォーゴトゥン・レルムにいる、悪のドラゴンを崇拝し、ドラコリッチ(ドラゴンのリッチ)をつくり出す教団のソーサラー。ドラゴンアイにいたオーバド・ハイ神のドルイドと同じコストだが、サモン・ネイチャーズ・アライIIの代わりにサモン・モンスターIIを発動できる。「合計コスト10以下の悪の来訪者」であるため、エイザーかアビサル・モーを合計で2体(各1体ずつでも可)招来できる。2回発動できるので、これ1体で4体のモンスターを増やすことができる。サモン以外の呪文のレパートリーもオーバド・ハイ神のドルイドに比べるとだいぶ使える。

49

Cursed Spirit

カースト・スピリット

混沌にして悪

『Miniatures Handbook』で登場した非実体のアンデッド・モンスター。何といっても、非実体クリーチャーがコスト11なのはお買得。近接攻撃も+8(5魔法)と悪くない。隣接した敵のセーヴに−2のペナルティを与える。大ゴマの補助をして敵を挟撃したり、敵の呪文の使い手を襲ったりと、非常に使い勝手がよい。

50

Drow Sergeant

ドラウの下士官

混沌にして悪

200ポイント戦ではとにかく2体以上の指揮官が欲しいところ。その点、コスト16で指揮官なのはありがたい。指揮官効果で1レベル・クリーチャーの近接ダメージを+5するため、オークのウォリアーやドラウのウォリアーとの相性が良い。

51

Githyanki Fighter

ギスヤンキのファイター

混沌にして悪

アストラル界に住む悪の種族のファイター。ディメンジョン・ドアの呪文を1回発動できるため、敵の指揮官や呪文の使い手を襲う役目につかせると良いだろう。正面から戦った場合、コストのわりにhpが低めだが、ブラーが発動できるのである程度はカバーできるだろう。攻撃ボーナスはそこそこ(+9/+4)でしかないが、1撃のダメージがでかい(20魔法)。この点も、呪文の使い手や指揮官を襲うのに向いている。

52

Gnoll Archer

ノールの弓兵

混沌にして悪

弓を持ったノール。ハービンジャーのノールにくらべると、チェインメイルのメタルに近い毛足の長い造型になっている。スカーミッシュよりはTRPGユーザー向けのミニチュアであろう。

53

Hill Giant

ヒル・ジャイアント(丘巨人)

混沌にして悪

ついに出ましたでっかい巨人。といってもジャイアントの中ではいちばん小さいのだが。ミニチュアのできは非常に良いが、スカーミッシュ用と考えると攻撃ボーナス+8が響いてくる。しかも制御困難5なため、ドラウのクレリック以外では指揮下に置けない。

54

Medium Fire Elemental

中型ファイアー・エレメンタル

混沌にして悪

移動速度10と素早いエレメンタル。制御困難は4なため、ティーフリングのキャプテンやドラウのロルス神クレリックなら指揮下に置くことができる。当然ながら[火]への完全耐性を持ち、麻痺や朦朧化も通用しないため、ガウスの天敵と言える。CEで使うほか、CGのエヴァーミートのウィザードで招来することもできる。

55

Orc Champion

オークの勇士

混沌にして悪

ハルバードを持ったオークの勇士。ミニチュアも格好よいが、スカーミッシュ上でもとにかく強い。攻撃ボーナスがオーガのラヴィジャーより3高く、ダメージは5低い25だが魔法ダメージである。しかもなぎ払いの能力付き。移動速度9でこの攻撃力は凶悪である。今回CE最大のポイントゲッターと言えよう。

56

Orc Raider

オークの襲撃兵

混沌にして悪

12ポイントで近接攻撃+10(10)。しかも移動速度9で急所攻撃つき。実にコストパフォーマンスの良いクリーチャーである。200ポイント戦ならそれなりの数を投入して敵に群がらせることも可能。アイ・オヴ・グルームシュなどとの相性も良い。黄色いバンダナには海外のファンも賛否両論である(笑)

57

Vampire Aristocrat

ヴァンパイアのアリストクラート(貴族)

混沌にして悪

士気セーヴに失敗した敵を撃破するという凶悪な指揮官効果を持つ。エクスペディシャス・リトリートを発動し、移動力13で動くことができるため、敵の背後をつくクリーチャーとしても優秀である。レベル吸収の能力により、攻撃を命中させるためにhpが+5されるため、見かけのデータよりも長もちする。

58

Vrock

ヴロック

混沌にして悪

この猛禽型デーモンにひどい目にあった冒険者も多いことだろう。5体(3.5eなら3体)集まると「滅びの舞い」を踊ることができるのだが、レアのミニチュアを集めるのはなかなか難しい。スカーミッシュ上のデータも非常に強いのだが、残念なことに制御困難6! 今のCEでは指揮下に置ける指揮官がいないのである。

59

Young Minotaur

若いミノタウロス

混沌にして悪

未訳の『Savage Species』には強力なクリーチャーを弱いうちから遊び、だんだんと成長させていくルールがある。これはそのルールに従って作られた、まだ3HDのミノタウロス。大きさもまだ中型サイズである。ハービンジャーにいたオーガとよく似たデータだが、全般的にはやや地味目。中型クリーチャーの方が使い勝手のよい部分もあるので、そのあたり、ウォーバンドのバランスを見て選択するとよいだろう。ハービンジャーのミノタウロスと比べると、見た目は格段に進歩している。

60

Yuan-Ti Pureblood

ユアンティ・ピュアブラッド

混沌にして悪

モンスター・マニュアルにも載っている蛇人間ユアンティのうち、もっとも人間に近いのがこのピュアブラッド。ミニチュアはなかなか素敵だが、持っている能力はやや地味目で、攻撃能力もいまひとつ。2つ先の『Aberrations』エキスパンションに、より蛇に近いユアンティ・アボミネーションが登場するらしいので、あわせてセッションに使用すると良いかもしれない。


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