ドラゴンアイ・セット クリーチャー紹介

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番号

英語名

日本語名

陣営

コメント

1

Cleric or Moradin

モラディン神のクレリック

秩序にして善

ドワーフの主神モラディンのクレリック。残念ながら指揮官ではない。ドワーフで【魅力】が低いせいか?(笑) 主な役目は味方の大駒にシールド・オヴ・フェイスをかけてACを強化すること。ゴールド・チャンピオンなどのただでさえACの高いクリーチャーと組み合わせると凶悪。

2

Dwarven Defender

ドワーヴン・ディフェンダー(ドワーフの守護者)

秩序にして善

DMGにも載っている上級クラスのドワーフ。指揮官値4は秩序にして善の指揮官として高い方ではない。しかし本人の戦闘力と指揮官効果が非常に強い。というか硬い。ドワーフらしく巨人に対してボーナスがつくが、巨人はたいがい近接攻撃の間合いが長いので、戦いを挑む際には慎重に位置取りを考えるべし。

3

Gnome Fighter

ノームのファイター

秩序にして善

攻撃力はともかく、6ポイントでAC21とHP20は非常に優秀である。Stalwart Paladinと並んで、数合わせの壁役として重宝しそう。

4

Gold Champion

ゴールド・チャンピオン(黄金の勇士)

秩序にして善

51ポイントというコストにみあった強烈な戦闘能力とAC(25!)を誇るハーフドラゴンのファイター。ブレスも強烈。ポイントコストのわりにhpが低めで、セーヴも良くない(6レベル)のが弱点。呪文やブレスで攻めよう。

5

Human Crossbowman

人間のクロスボウ兵

秩序にして善

秩序にして善にも遠隔攻撃できる兵隊さんが入りましたよ、というただそれだけの駒。移動すると射撃できない。TRPGのセッションでは雑魚の兵隊として重宝するかも。

6

Lion Falcon Monk

ライオン・ファルコン・モンク

秩序にして善

裏のデータを見ると、「Complete Warrior」という本で追加された「Tatooed Monk」という上級クラスのモンクで、獅子とハヤブサの刺青をしているのだということが分かる。刺青が格好よく、モンクのプレイヤーをやる人にお勧めのフィギュア。スカーミッシュでの性能も優秀だが、ポイントのわりに命中が悪いのが難点。独立クリーチャーなので主力から離れて単独行動できる。

7

Purple Dragon Knight

パープル・ドラゴン・ナイト(紫竜騎士)

秩序にして善

ハイローニアスの剣に次ぐ指揮官値6。戦闘能力も高い。しかもフィアーの呪文を使うことができるため、レベルの低いクリーチャーを大量投入するタイプのウォーバンドに対しては非常に有効。指揮官能力はハービンジャーの法のクレリックと同じ。「Complete Warrior」に記載されている上級クラス。

8

Stalwart Paladin

勇壮たるパラディン

秩序にして善

9ポイントでAC20、HP20、そして“恐れ知らず”。非常に優秀な壁。攻撃力が弱いものの、1回だけ悪を討つ一撃が使える。フィアーの呪文の影響を受けないため、上記のパープル・ドラゴン・ナイトとのコンボも可能。

9

Stonechild

ストーンチャイルド

秩序にして善

D&Dチェインメイルで登場した、地の元素界からの来訪者。ドワーフのアックスファイターと同じコスト。性能的にも良いライバル。セーヴの性能は劣るが、近接ダメージ15はなかなか魅力的。

10

Dwaraven Wererbear

ドワーフのワーベア

秩序にして善

ようするにドワーフの熊男。もとがドワーフなので足が遅いが、その分セーヴが良い。コストはストーンチャイルドやアックスファイターのほぼ倍だが、攻防ともにかなりの性能。

11

Dire Lion

ダイア・ライオン

秩序にして善/混沌にして善

非常に高い攻撃力を誇る。飛びかかり(Pounce)とひっかき(Rend)の組み合わせは強烈だが、いかんせん動物なので制御困難20。ミニチュアのできは非常によく、TRPGを遊ぶときに動物の相棒や、サモン・モンスターで呼ぶセレスチャル・ダイア・ライオンに使えそう。

12

Regdar, Human Fighter

人間のファイター、レグダー

秩序にして善/混沌にして善

アイコニック・キャラクターはたいがい1レベルなので弱い。レグダーもまた同様。攻撃力はそこそこだが、AC15ではエイザーの方がずっと良い。以降のエクスパンションではもっと高レベルになって帰ってきて欲しいところ。

13

Bladesinger

ブレードシンガー

混沌にして善

エルフの魔法戦士系上級クラス。剣で戦いながら呪文を発動できたり、特殊能力がテンコ盛り。この陣営で前線に立てる性能を持った唯一の指揮官だが、残念ながら本人の近接ダメージは5でしかない。指揮官値3は混沌にして善だと思えばましなほうか。むしろ強力なのは指揮官効果で、移動してから攻撃する部下は攻撃に+3。エルフのスピアファイターなどとのコンボが有効。

14

Brass Dragon

ブラス・ドラゴン(真鍮竜)

混沌にして善

中型サイズとは思えない大きなミニチュア。ドラゴンだけあってさすがに強い。炎のブレスとスリープのブレスを1回ずつ使用することができる。特に怖いのはスリープのブレス。セーヴの難易度が高く、誰かに起こしてもらうまでは無防備状態なので、1発で戦況がひっくり返ることも。

15

Copper Samurai

カッパー・サムライ(銅の侍)

混沌にして善

「Miniature Handbook」で追加された「Dragon Samurai」という上級クラスのうち、カッパー・ドラゴン版のもの。ドラゴンの力を身につけるため、ブレスを吐くことができる。ドラゴンアイには[火]への耐性を持つクリーチャーが多いため[酸]のブレスは貴重か。弓を持っているうえ、さまざまな能力を持つためコストは高めだが、この陣営の中では近接戦闘用のクリーチャーとしても貴重。200ポイント線では複数投入し、指揮官であることを利用して分散し、さまざまな方向から矢を射かけるという戦術もとれる。

16

Daring Rogue

大胆不敵なローグ

混沌にして善

5レベルのローグ。強行突破、サイドステップ、急所攻撃+10と、ローグらしい性能を誇る。ブレードシンガーと組み合わせれば、サイドステップしてから攻撃することにより命中に+3を得て2回攻撃を行える。

17

Drunken Master

ドランケン・マスター(酔拳使い)

混沌にして善

これも「Complete Warrior」にいる上級クラス。直線状に動かなくても突撃できる。アックス・シスターにくらべてセーヴが良い(7レベル+4ボーナス=11)ので、後方から呪文や苑核攻撃を行なう際に前線を支える役として非常に優秀である。ただし残念ながら、近接攻撃の命中率はさほどでもない(+6/+6)。ひょうたんを持ったミニチュアは大変良いでき。

18

Dwarf Barbarian

ドワーフのバーバリアン

混沌にして善

このコストでhp25、セーヴ10(2レベル+8ボーナス)は魅力的。“強力突撃”の能力も持っているため、鉄砲玉には良さそうである。ただしACが壊滅的に低いので、壁としては当てにならない。

19

Elf Spearguard

エルフの槍衛兵

混沌にして善

ロングスピアを持ったエルフのファイター。中型サイズながら“近接攻撃の間合い2”を持つ。長い間合いを持たない大駒に群がっても一掃されない他、接敵せずに攻撃できるため、動きながら攻撃してブレードシンガーの能力を生かすこともできる。使い方次第でさまざまな可能性を持つだろう。「Miniatures Handbook」で追加された“Dash”の特技により移動速度が上昇している。

20

Half-Elf Sorcerer

ハーフエルフのソーサラー

混沌にして善

マジック・ミサイルとマジック・ウェポンを合計で4回発動できる。マジック・ミサイルが確実に命中するということを考えれば、下手な弓兵よりも優秀である。

21

Halfling Outrider

ハーフリングのアウトライダー(ハーフリングの騎手)

混沌にして善

これも「Complete Warrior」にいる上級クラス。犬に乗って戦う姿はコミカルだが、近接/遠隔ともあなどれない攻撃力を持ち、移動力も高い。セーヴにもボーナスがある。29ポイントというコストにしてはhp40が難点か。

22

Kerwyn, Human Rogue

人間のローグ、カーウィン

混沌にして善

3レベルなのでリダよりは強いのだが、まだまだ微妙な位置にいるローグのアイコニッ・キャラクター。フィギュアのできは良いので、ローグのPCにお勧め。

23

Medium Air Elemental

中型エア・エレメンタル

混沌にして善

移動力が飛行18と圧倒的な高速を誇るエレメンタル。これが1体入っていると、敵の魔法使いタイプの指揮官も後方でのうのうとしているわけには行かなくなるだろう。

24

Silver Sorcerer

シルヴァー・ソーサラー(銀のソーサラー)

混沌にして善

ハーフシルヴァー・ドラゴンのソーサラー。ダメージ20のライトニング・ボルトを4連射できる他、ダメージ25[冷気]のブレスも吐き、近接攻撃も侮れない(+9、10魔法)。hpは多くないが、魔法で弱らせた敵と渡り合うなら充分か。

25

Barbarian Mercenary

バーバリアン傭兵

すべて

9ポイントで近接攻撃+5、15ダメージ。ハービンジャーの“オークのバーサーカー”のように鉄砲玉として次々と突撃させるのが良いだろう。

26

Dire Ape

ダイア・エイプ

すべて

かきむしり+20が凶悪な大猿。今年の干支でもあるし、ぜひ活躍して欲しいところなのだが、いかんせん、こいつに言うことを聞かせられるドルイドが登場していない。今後の展開に期待したいところ。

27

Druid of Obad-Hai

オーバド・ハイ神のドルイド

すべて

鹿の帽子がちょっと可愛らしいドルイド。合計10ポイント分の魔獣か動物を2回招来できるが、実はビーストマスター能力を持っていないため、他に適切なキャラクターがいないと、呼び出した動物は言うことを聞いてくれない。招来したクリーチャーは倒されても敵のポイントにならないため、シナリオによっては有効かと思われる。

28

Baaz Draconian

バアズ・ドラコニアン

秩序にして悪

ドラゴンランスに登場した悪役。ミニチュアの出来は非常に良いのだが、スカーミッシュ・ゲームではやや攻撃力に欠ける感がある。死ぬと石像に変わるという特殊能力は面白いが、使いこなすのは難しそう。

29

Blue Wyrmling

ブルー・ワームリング

秩序にして悪

ブルー・ドラゴンだがまだまだワームリング(雛)、大人ほどの攻撃力はない。直線状の[電気]のブレスは便利だが、1度しか吐けないので、使い所が難しいクリーチャー。

30

Cleric of Nerull

ネルル神のクレリック

秩序にして悪

死の神ネルルのクレリック。手にした大鎌が凶悪そうだが、むしろ強力なのは呪文であろう。コーズ・フィアーは5レベル以下のクリーチャーに士気セーヴを強要させるので、中堅どころの前衛にとっては嫌な呪文である。

31

Goblin Skirmisher

ゴブリンのスカーミッシャー

秩序にして悪

投げ槍を持ったゴブリン。なかなか剽軽で良いミニチュアだが、スカーミッシュ・ゲームではほぼ戦力外。TRPG用に入っているミニチュアと見るべきか。

32

Goblin Warrior

ゴブリンのウォリアー

秩序にして悪

こちらはモーニングスターを持ったゴブリン。毎回ゴブリンがコモンで入っていると、TRPGのユーザーとしてはありがたい。が、スカーミッシュ・ゲームではほとんど役に立たない。下のホブゴブリンの方がずっと優秀である。

33

Hobgoblin Warrior

ホブゴブリンのウォリアー

秩序にして悪

ついにホブゴブリンが登場。ドラゴンアイにはバグベアもいるため、これでゴブリン類が勢ぞろいしたことになる。このホブゴブリンは、3ポイントでAC15、hp10と、捨てゴマと考えるなら非常に優秀なクリーチャー。残忍なるアーソックの指揮官効果を受ければ近接攻撃に+4のボーナスがつくため、なかなか使い勝手が良い。

34

Kapak Draconian

カパク・ドラコニアン

秩序にして悪

2種類目のドラコニアン。弓を持っているが、ボーナス+3では命中は期待できない。死ぬと周囲に[酸]をまき散らしたり、急所攻撃が(+5だが)できたり、呪文抵抗を持っていたりと、特殊能力が豊富な割には安いのでバアズよりは使えるかも。

35

Kobold Skirmisher

コボルドのスカーミッシャー

秩序にして悪

背中にジャヴェリンをかついたコボルド。ハービンジャーのコボルド同様、ただひたすらに弱いが、TRPGには使えるので有り難い。

36

Medim Water Elemental

中型ウォーター・エレメンタル

秩序にして悪

秩序にして善のドワーフのアックスファイターに近い性能を持っている。こちらの方がややコストが高く、セーヴや攻撃ボーナスも悪いが、エレメンタルなので麻痺などに耐性を持っている。安定した性能なので、中堅どころの前線要員としてなかなか重宝しそうである。エレメンタルは朦朧化に完全耐性を持つため、マインド・フレイヤーとのコンボも有効。

37

Salamander

サラマンドラ

秩序にして悪

火の元素界からやってきた暴れんぼう。攻防共に高い性能を誇っている。総合的に見ると下記のサーヤン・ナイトにやや劣る部分もあるが、[火]への完全耐性や、+5[火]の追加ダメージ、ダメージ減少5といった特徴が随所で光る。

38

Thayan Knight

サーヤン・ナイト(サーイの騎士)

秩序にして悪

フォーゴトゥン・レルムにいるレッド・ウィザード・オヴ・サーイの護衛騎士。刺青によってセーヴにボーナスを得ているが、逆にレッド・ウィザードのかける[精神作用]の呪文にはセーヴを行なうことができない。スカーミッシュ・ゲームでは攻防共に安定した優秀な戦力。

39

Urthok the Vicious

残忍なるアーソック

秩序にして悪

ホブゴブリンの6レベルファイター。近接戦闘用のクリーチャーとしても充分な能力を持つ優秀な前線指揮官。指揮官値5はアンコモンの中で最も優秀である。指揮官効果も部下の近接攻撃+2/ゴブリン類なら+4と強力。ただし、セーヴやhpはさほどでも無いため過信は禁物。アーソックがいればゴブリン類であれば陣営にかかわらずウォーバンドに引き込めるため、LEにバグベアを投入することもできる。

40

Wererat

ワーラット

秩序にして悪

つまり狼男ならぬ鼠男。ダメージ減少5を持っている以外はさほど見るべきところがない。TRPG的には使いやすい敵役なのだが。

41

Carrion Crawler

キャリオン・クロウラー

秩序にして悪/混沌にして悪

D&Dの生みの親ゲイリー・ガイギャックス先生の大好きな芋虫の怪物。というか低レベル用シナリオの最初の遭遇にこいつを出すのはいいかげん止めてください(笑) ワンダリング・モンスターという特殊能力により、バトルの開始時にランダムな地形タイル上に配置される。変なところに配置されたら、瞬殺されたり味方が全滅するまで戦場に辿り着けなかったり………

42

Grimlock

グリムロック

秩序にして悪/混沌にして悪

盲目で擬似視覚を持つため視認困難を無視することができる。非常にカウンター的要素の強い能力なため、スカーミッシュ・ゲームでどの程度生かせるかは未知数。TRPGでは凝視攻撃を持ったクリーチャーの手下としていっしょに出すと便利(DM側から見て)。

43

Abyssal Maw

アビサル・モー

混沌にして悪

ついに登場! D&Dチェインメイルで初登場し、モンスター・マニュアルIIに収録された下級のデーモン。スカーミッシュ・ゲーム版では各種エネルギーへの耐性が強化され、攻撃力も高いため非常に重宝する。なにしろデザインが良い! 5ポイントのクリーチャーで近接攻撃+5/15ダメージは凶悪。ティーフリングのキャプテンやドラウのウィザードとのコンボが光る。

44

Black Dragon

ブラック・ドラゴン(黒竜)

混沌にして悪

こちらはヤング(子供)のブラック・ドラゴン。16〜25才というからドラゴンとしてはまだまだである。正面から戦いを挑んで戦線を支えるというよりは、飛行能力を生かして敵の後衛をつくのが良いのではなかろうか。いざ戦闘が始まっても、AC19で85hpはなかなか頼もしい。

45

Bright Naga

ブライト・ナーガ

混沌にして悪

「Miniature Handbook」で追加された最下級のナーガ。バーニング・ハンズを回数無制限で使えるため、雑魚を薙ぎ払うにはよさそうだが、ドラゴンアイのクリーチャーに5ダメージの[火]がどこまで通用するか。いずれにせよ、ナーガのミニチュアはメタルでも珍しいため貴重である(最近リーパーから1種類発売されたが)。

46

Bugbear

バグベア

混沌にして悪

ゴブリン類の最大種。残念ながら5ダメージしか与えないため、この陣営だとオークのスピアファイターを選びがち。しかし秩序にして悪の陣営でアーソックを使用するなら、コンボで近接攻撃+9になるバグベアは有用であろう。TRPGにはよく大量に登場するため、コモンで入ってくれたのは嬉しい。

47

Chitine

キチン

混沌にして悪

フォーゴトゥン・レルムにいる蜘蛛人間。ドラウが実験に失敗して生み出した怪物である。次はぜひこいつらの親玉であるコルドリスを出して欲しい。

48

Dretch

ドレッチ

混沌にして悪

最下級のデーモン。これでも一応タナーリのはしくれである。より強力なデーモンの手下として大量に登場することが多いため、コモンで入手できるのは有り難い。スカーミッシュ・ゲームだと、制御困難6なため現段階では指揮下に置ける指揮官がいない。

49

Drow Warrior

ドラウのウォリアー

混沌にして悪

ハービンジャーにいたドラウのファイターの廉価版といったところか。ドラウなので呪文抵抗を持っており、いちおう射撃もできるが、射程距離は6である。この性能で6ポイントはやや微妙なところ。セッションに使うことを考えるなら、ドラウの種類が多いのは良い。

50

Drow Wizard

ドラウのウィザード

混沌にして悪

[冷気]ダメージを与えるスリノックス・スノウボール・スウォームを3回発動できる。[火]への完全耐性を持つクリーチャーがたくさん登場したため、それ以外のエネルギーで範囲攻撃を行えるクリーチャーは貴重である。ミニチュアのデザインもなかなか良い。

51

Eye of Gruumsh

アイ・オヴ・グルームシュ

混沌にして悪

これも「Complete Warrior」にいる上級クラス。自ら片目をえぐり出してオークの神グルームシュの戦士となったオーク。指揮官効果はオークの部下の近接ダメージを+5するというものだが、ブレス攻撃などで雑魚が一掃されやすくなったため、使い方が難しい。むしろ本人の近接攻撃能力が脅威である。敵にダメージを与えるたびに自らも5ダメージを受け、ACも低いため、強力なクリーチャーとの短期決戦を挑みたいところ。

52

Gargoyle

ガーゴイル

混沌にして悪

今回はさまざまな飛行クリーチャーが加わり、戦術的な有用性が研究されているが、ガーゴイルはその中でも比較的低コストかつ安定した攻撃力を持っている。戦線の後方に控えている敵の指揮官や呪文の使い手を攻撃する役目などにつければ、なかなか活躍してくれそうである。

53

Harpy

ハルピュイア

混沌にして悪

こちらも飛行できるクリーチャーだが、やや速度は遅い。“恍惚の歌(captivating song)”の能力はななか脅威だが、1回しか使えないのが悩み所。ミニチュアの出来は非常によく、ぜひセッションで使用してみたい。

54

Large Monstrous Spider

大型モンストラス・スパイダー

混沌にして悪

噛みつきに毒があったり糸を吐けたりと嫌な特殊能力を持っているのだが、いかんせん制御困難20である。しかも魔獣や動物ではないため、ビーストマスターで言うことを聞かせることができない。ミニチュアの出来が良いだけに、今後のエクスパンションでこいつを使えるクリーチャーを登場させて欲しいところ。

55

Large Red Dragon

大型レッド・ドラゴン

混沌にして悪

パックからこいつが出てきた瞬間「でかっ!」と叫んでしまった人も多いだろう。クロマティック・ドラゴン中最強のレッド・ドラゴン。この大きさでまだヤング(子供)なのだから恐ろしい。コストが70を超えているため100ポイント戦では使用できない。ブレス攻撃といい近接攻撃といい凄まじく強力だが、その分ポイント・コストも高いため、慎重に運用する必要がある。今回の目玉だけあって、ミニチュアの出来は申し分ない。

56

Ogre Ravager

オーガのラヴィジャー(破壊し尽くすもの)

混沌にして悪

ラヴィジャーは「Complete Warrior」で追加された上級クラスで、殺戮の神エリスヌルの戦士である。相手に苦痛と恐怖を与える能力を持っている。オーガがこのクラスを修得したわけだが、スカーミッシュ・ゲーム的に言うと…………強い。この一言につきる。1撃30ダメージが壮絶である。ポイント・コストのわりにACが低めだが、[火]への抵抗10を持っており攻略は難しい。攻撃ボーナスやACはそこまででもないため、雑魚を群がらせたり、逆に非常に高いACのクリーチャー(ゴールド・チャンピオンなど)で対抗するのが有効か。

57

Orc Druid

オークのドルイド

混沌にして悪

オークのドルイド。ビーストマスター4はやや中途半端で、指揮官としてはさほど優秀でもないが、スネイクス・スウィフトネスの呪文は味方クリーチャーに即座に1回の攻撃を行なわせることができるというもの。レッド・ドラゴンやオーガ・ラヴィジャーと組み合わせた場合のコンビネーションが恐ろしい。野獣や魔獣の部下の攻撃に+2のボーナスを与えるため、ウォーグとのコンボも有効。杖といい毛皮といい、実に良いできのミニチュア。

58

Red Samurai

レッド・サムライ(赤の侍)

混沌にして悪

混沌にして善のカッパー・サムライに対し、レッド・ドラゴンの力を身につけたサムライがこちら。ダメージ20の[火]のブレスを吐き、近接攻撃も優秀である。ややACに難があるが、移動速度も速く敵に回すと嫌なキャラクターである。ちなみに裏面のデータを見ると“サンダルズ・オヴ・ストライディング&スプリンギング”という愉快なアイテムを装備している。

59

Small White Dragon

小型ホワイト・ドラゴン

混沌にして悪

ヴェリー・ヤングなのでまだまだ6〜15歳程度のホワイト・ドラゴン。前線で戦わせるにはやや頼りないため、ブレスで先制攻撃をさせたり、ガーゴイルのように敵の戦列を飛び越して後方にいるクリーチャーを襲撃させるのが良いだろう。コスト的にもドラゴンの中では最も安い。

60

Troglodyte

トログロダイト

混沌にして悪

ようやく腐ってないトログロダイトが登場(笑) ミニチュアはやけに格好よい。悪臭の能力が嫌らしいため、2、3体まとめて接敵させると面白そうだが、今だとブレスで一掃されるのが厳しいところ。近接攻撃は命中率が悪く、運任せにしかならない。


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