ジャイアント・オヴ・レジェンド・セット クリーチャー紹介


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番号

英語名

日本語名(仮名)

陣営

コメント

01/72

Bronze Wrmling

ブロンズ・ワームリング

秩序にして善

ようするにブロンズ・ドラゴンの子供。攻撃力は大したことがないが、LG陣営にとっては貴重な飛行クリーチャー。

02/72

Dwarf Sergeant

ドワーフの下士官

秩序にして善

チェインメイルにいた女ドワーフのDDM版。指揮官で、ドワーフのACを上昇させることができる。30ポイントでAC23はなかなかに頑丈だが、攻撃ボーナスは低い(+4)。

03/72

Standardbearer

軍旗手

秩序にして善

他の指揮官の指令を伝達することにより、指揮官値と指揮官効果をコピーすることができる。打ち消しの歌も持っているため、なにかと重宝しそう。

04/72

Stone Golem

ストーン・ゴーレム

秩序にして善

隣接した状態でターンを開始した敵は、難易度17のセーヴに成功しないと複数回攻撃を行なえない。戦闘力もなかなかだが、指揮下にないと移動ができない。ポイントコストから考えて敵はまず指揮官を撃破しようとするだろう。

05/72

Sword of Glory

栄光の剣

秩序にして善

ツー・ブレーデッド・ソードを持ったファイター。LGには20ポイント前後の戦闘クリーチャーが不足していたため、100ポイント戦や200ポイント戦で頼もしい味方となりそう。

06/72

Warforged Figher

ウォーフォージドのファイター

秩序にして善

ウォーフォージドは2004年に発表された新ワールド「Eberron」のPC種族の1つ。知性と自我を持つゴーレムだ。アダマンティン外装/Adamantine Laced はダメージ減少と似ているが、魔法の武器でも無視することができない。5ダメージしか与えない攻撃の多いCG陣営にとっては頭の痛い相手である。アラミルの呪文やゴールド・ドラゴンのブレスとのコンボが決まればかなり強力な攻撃も防ぐことができる。

07/72

Warmage

ウォーメイジ(戦闘魔道士)

秩序にして善

Miniatures Handbook で追加された基本クラス。ソーサラーに似ているが攻撃魔法しかリストになく、そのかわりクラスのリストにある呪文はすべて知っている。また軽装鎧を着て秘術呪文を発動することができる。DDMではレッサー・ソニック・オーブを4回発動できる他、3種類の2レベル呪文を合計2回発動できる。呪文を使う砲台だと思えばよい。

08/72

Young Master

若き師範

秩序にして善

モンクの指揮官という珍しいキャラクター。部下が朦朧化攻撃を行なう際に攻撃とダメージをプラスする。モンクずくしのウォーバンドを作れと言うことなのだろうが、ACの低さに苦労しそうな予感がする。

09/72

Aramil, Adventurer

冒険者アラミル

秩序にして善/混沌にして善

エルフのソーサラーのアイコニック・キャラクター。今度出る D&D Basic set にも入っているらしい。なんといってもレイ・オヴ・エンフィーブルメントが魅力的。敵の攻撃のダメージを下げられるため、使い方次第では非常に嫌らしいことができる。

10/72

Eberk, Adventurer

冒険者エベルク

秩序にして善/混沌にして善

ドワーフのクレリックのアイコニック・キャラクター。こちらも D&D Basic Set に入っているとのこと。とにかく呪文のセレクションがすばらしく、特にウォーバンド全体のACとセーヴを+1できるディヴァイン・プロテクションは500ポイント戦の必需品。

11/72

Protectar

プロテクター

秩序にして善/混沌にして善

Miniatures Handbook で追加された下級のセレスチャル。飛行できてキュア・ライト・ウーンズが使える。7ポイントと安いので、ウォーバンドのポイントがあまったときに放り込んでおくと良いだろう。

12/72

Regdar, Adventurer

冒険者レグダー

秩序にして善/混沌にして善

3レベルに成長し、指揮官となって戻ってきたレグダー。これも D&D Basic set 仕様。LGとCGどちらにでも入る指揮官で、どちらの陣営の固体名キャラクターでもウォーバンドに引き入れることができ、固体名キャラクターの攻撃とセーヴを+2する。100ポイント戦ではなかなか重宝するだろう。200ポイント戦でもコストの安い指揮官として使い勝手は悪くない。LGのウォーバンドにネビンを引いてきてブラーをかけさせるという手もある。

13/72

Basilisk

バジリスク

混沌にして善

アンコモンだがずっしりと重く、お得感のあるモンスター。制御困難20のためウォーバンドでの活躍は難しいが、セッション用のミニチュアとしては重宝するだろう。

14/72

Deepshadow Elf

影に潜むエルフ

混沌にして善

2刀流のエルフのローグ。てっきりレンジャー/ローグなのかと思ったら特技でなんとかしているらしい。1回目の攻撃が+8(10魔法)と強いうえ、急所攻撃+15があるのでなかなかの破壊力。ただし残念なことにサイド・ステップがない。HPの少なさ(25)も考えどころ。

15/72

Fire Genasi Dervish

ファイアー・ジェナシのデルウィーシュ

混沌にして善

ファイアー・ジェナシはフォーゴトン・レルムでPCにもできる、火の精霊界の血を引いたプレインタッチト。デルウィーシュは Complete Warrior に載っている、動き回りながら剣を振り回す上級クラス。アークフィーンドのアスペクト・オヴ・デモゴルゴンと同様に2回起動ができる。ムーン・エルフのファイターなどと組み合わせればなかなか面白いことができそうだ。

16/72

Githyanki Renegade

ギスヤンキの転向者

混沌にして善

善に寝返ったギスヤンキということらしい。ディメンジョン・ドアが使えるため、CEのギスヤンキと同様に指揮官や呪文の使い手を倒す暗殺者的な使い方ができる。しかしこちらの方が7ポイントも高い。しかもレア。

17/72

Half-Giant Psychic Warrior

ハーフジャイアントのサイキック・ウォリアー

混沌にして善

ハーフジャイアントは「ダーク・サン」というワールドで登場した種族。巨人と人間を人工的にかけ合わせたもので、奴隷としてこき使われていたが逃亡した。サイオニックを使う種族で、最近では Expanded Psionics Handbook にデータが登場している。CG陣営では屈指の攻撃力を誇り、サイオニックで一時的にダメージや移動力を強化できる。前衛の後ろから飛び出して重要な敵にワンパンをかますのが良いだろう。しかしその用途で考えると攻撃ボーナス+11はやや不安がある。

18/72

Inspiring Marshal

人望厚きマーシャル(司令官)

混沌にして善

マーシャルは Miniatures Handbook で追加された基本クラス。各種の「オーラ」を発して仲間を強化することができる。DDMでは1回だけパーティの部下全員に移動アクションを行なわせることができる。うまく使えば敵の裏をかいて手痛い一撃を与えられるだろう。顔はなんとなく北島三郎っぽい。カリスマということでは合っているのか。

19/72

Lidda, Adventurer

冒険者リダ

混沌にして善

3レベルになって帰ってきたリダ。こちらも Basic Set 仕様。帰ってきたのはよいが、やはり今一つ使えない気がする。急所攻撃も+5のままだし、せめてサイド・ステップくらいつけて欲しかった。

20/72

Medium Astral Construct

中型アストラル・コンストラクト

混沌にして善

Expanded Psionics Handbook にデータが載っている、サイオニックでつくり出された人造クリーチャー。コストのわりにHPがあり、人造ならではの耐性があるため壁として重宝するだろう。しかし攻撃力にかけるため。相手によっては機会攻撃を受けながら突破してくるかもしれない。指揮官が必要。

21/72

War Chanter

ウォー・チャンター(戦闘歌手)

混沌にして善

ついに「強化版打ち消しの歌」をもったキャラクターが登場。いわばデヴィスの豪華版。こいつの6マス以内にいるクリーチャーは指揮官の指揮下に置かれることができない。セーヴ=10のクリーチャーが多い500ポイント戦などでは非常に恐ろしい。部下のセーヴに+4という指揮官効果も美味しい。ただし本人は非常に打たれ弱く、攻撃力もそこそこでしかない。

22/72

Xeph Soulknife

ゼフのソウルナイフ

混沌にして善

ゼフも Expanded Psionics Handbook のPC種族。ソウルナイフというのは、ようするに超能力でライトセーバーをつくり出すクラスだと思ってもらえば良い。近接攻撃のボーナスは低いが2回攻撃ができ(+5/+5(10魔法)、距離6だが強力な遠隔攻撃も持っている(+7/(10魔法))。移動速度を生かして敵軍の側面や背後を突こう。しかしあいかわらずコストの割に打たれ弱い。CGの宿命か。

23/72

City Guard

都市の警備兵

秩序にして善/秩序にして悪

スピアを持った兵隊さん。スカーミッシュに使うことはまずないが(性能はノームの新兵と同じ)、ミニチュアのできがよいのでRPGでは重宝するだろう。

24/72

Crucian

クルーシェン

秩序にして善/秩序にして悪

Miniatures Handbook で登場した砂漠にすむカメ人間。8ポイントでAC21、HP20と明らかな壁役。LGやLEで、コアミア王国の兵士やゼンタリムのファイターと天秤にかけるクリーチャー。

25/72

Dire Wolf

ダイア・ウルフ

すべて

ダイア・ウルフって単にでっかい狼じゃなかったのね、というトゲトゲの生えた化け物狼。ミニチュアのできは非常によいが、やはり制御困難20。早いとこ優秀なドルイドに御登場願いたい。

26/72

Mordenkainen the Mage

魔道士モルデンカイネン

すべて

グレイホーク最強のウィザード、魔道士モルデンカイネン。D&D側のデータは27レベルのエピック・ウィザードだが、DDMのデータでは9レベル。どの陣営にでも入る指揮官というあたりがモルデンカイネンのクソ野郎っぷりをよく表わしている。モンルデンカイネンズ・フェイスフル・ハウンドは呪文扱いではなく、6マス以内で起動した敵にダメージを与える指揮官効果。オークに群がられても一掃できる。攻撃呪文のセレクションが直線状や円錐形のものばかりでやや使いにくい。いろいろ試してみたが、後方に控えるよりもガンガンと前に出て呪文を乱射する戦い方が使いどころのようだ。

27/72

Otyugh

アティアグ

混沌にして善/混沌にして悪

触手を振り回しなんだかとっても嬉しそうな怪物くん。チェインメイルのミニチュアも非常にできが良かったが、こいつも相当にすばらしい。ぜひセッションで使いたいものである。ワンダリング・モンスターだが意外なことに制御困難5。優秀な指揮官なら指揮下に置くことができる。しかし22ポイント払って攻撃ボーナスが+4しかないクリーチャーを入れるかというと……

28/72

Bladeling Fighter

ブレードリングのファイター

秩序にして悪

モンスター・マニュアルIIや次元界の書でおなじみ、トゲトゲの痛そうな来訪者種族。カミソリの嵐で円錐形の範囲にダメージ10、難易度15の特殊攻撃を行なう。呪文ではないから呪文抵抗は効かないし、エネルギーへの抵抗や完全耐性も関係ない。しかしこいつを使うとACが下がってしまい弱っちくなる。

29/72

Blue

ブルー

秩序にして悪

Expanded Psionics Handbook に載っている超能力ゴブリン。ときどき突然変異で生まれるらしい。とにかく安いポイント(5)でサイオニック・スラストを5回撃てるのが魅力。レッド・ウィザードと組み合わせればダメージが10になるため、エイザー、アビサル・モー、オーク・ブルートあたりの強力なウィニーをぶち殺すのに良い。

30/72

Dire Rat

ダイア・ラット

秩序にして悪

ようするにでっかいネズミ。制御困難20だが、自分以外のダイア・ラットを3体以上視線に捉えていれば指揮下にあるという扱い。また1体の敵にたくさんで群がることにより攻撃ボーナスが増える。オーバドハイのドルイドやエヴァーミートのウィザードで招来するのはどうだろうか。

31/72

Fire Giant

ファイアー・ジャイアント

秩序にして悪

ごっつい鎧とごっつい剣を持った炎の巨人。コスト的にも200ポイントのウォーバンドに組み込み可能。レッド・ドラゴンあたりとのガチンコ勝負を見たいものである。残念なことにセーヴ=10のため、レベルが高いにも関わらずセーヴの基本値が10である。

31/72

Hobgoblin Sergeant

ホブゴブリンの下士官

秩序にして悪

ホブゴブリンの指揮官。アーソックの廉価版といったところか。1体の敵に複数の仲間が群がっていると攻撃にボーナスが入る。

33/72

King Snurre

スナーリー王

秩序にして悪

かつてAD&D用に出ていた Againt the Giants というシリーズのシナリオに登場するファイアー・ジャイアントの王様。大型だがコストが高すぎて200ポイントのウォーバンドには入らない。500ポイントのウォーバンドに入れてCEからフォモールを引っ張ってくるのが主な使い方だろう。本人もさすがに強い。ただしセーヴ=10が弱点。

34/72

Lemure

レムレー

秩序にして悪

最下級のデヴィル。RPGの方だと、たいがいのデヴィルはこいつを招来できるので数が欲しい。スカーミッシュ的には制御困難20が大問題。ピット・フィーンドでも出れば指揮下に置けるのだろうか?

35/72

Lizardfolk Rogue

リザードフォークのローグ

秩序にして悪

コモンでリザードフォークが出ましたよ。以上終わり。ミニチュアのできは良いのですが、スカーミッシュに使うかと言われるとちょっと悩みどころ。攻撃ボーナスが低くてねえ。

36/72

Lord Soth

ソス卿

秩序にして悪

ドラゴンランスの有名悪役。さすがにそのままのデータでは強すぎるので、DDM側は11レベル止まり。攻防ともになかなかのものなのだが、98ポイントというコストを考えると攻撃ボーナス+11は低すぎるのではなかろうか。アビサル・ブラストはファイアーボールに似ているがよりダメージが大きく(30、難易度18)、呪文ではないので呪文抵抗も効かない。

37/72

Manticore

マンティコラス

秩序にして悪

ライオンの体にコウモリの翼、トゲの生えた尻尾と人間に似た顔を持つ魔獣。期待どおりにスパイクを飛ばしてくる。遠隔攻撃なのかと思ったら、半径2の特殊能力でした。コストとのかねあいを考えるとやや微妙な性能。

38/72

Rakshasa

ラークシャサ

秩序にして悪

逆方向に曲がる腕関節が独特な虎面人身の怪物。ダメージ呪文は持っていないが、セーヴに失敗するとひどい目にあう魔法を使いこなす嫌らしいクリーチャー。指揮官で、敵の指揮官効果をコピーする能力を持つ(ただし部下に利益を与える部分だけ)。

39/72

Scarlet Brotherhood Monk

緋色団のモンク

秩序にして悪

グレイホークの秘密結社「緋色団」のモンク。朦朧化攻撃は持っていないが、そのかわり近接攻撃で毒を与える。毒手なのだろうか?

40/72

Zombie

ゾンビ

秩序にして悪/混沌にして悪

性能的にはハービンジャーのゾンビと同じ。リスカルプト(再造型)である。以前のものはアンコモンだったが、今回はコモンなので大量に手に入るのが嬉しい。

41/72

Blue Slaad

ブルー・スラード

混沌にして悪

スラードのミニチュアというのはメタル・ミニチュアのメーカーもなかなか作ってくれず、貴重な逸品である。ポイントの割に攻防とも強力で、そのうえケイオス・ハンマーの呪文を使用できる。いいことづくめかと思いきや、なんと制御困難6。前回のヴロックと同様、CEに指揮官値6のキャラクターが熱望される。

42/72

Bugbear Footpad

バグベアの追い剥ぎ

混沌にして悪

16ポイントで攻撃+10(10魔法)、AC20、HP35と非常に効率のよいクリーチャー。しかしその真価はむしろLE陣営で発揮される。アーソックとのコンボで攻撃+14はもう反則と言える。ちなみに急所攻撃+5も持っている(2レベルのローグ)。

43/72

Displacer Serpent

ディスプレイサー・サーペント

混沌にして悪

11ポイントで視認困難11を持っている。いわばディスプレイサー・ビーストの廉価版を目指して設定されたのだと思うが、同じコストなら非実体のカースト・スピリットの方が優秀ではなかろうか。まあこちらはダメージが10なのだが、魔法ではないしボーナスも劣る(+5)。しかも脚が遅い(移動速度4)。

44/72

Drider Sorcerer

ドライダーのソーサラー

混沌にして悪

わずか30ポイントでライトニング・ボルトが3回発動できるという反則技なクリーチャー。しかも2レベル呪文にブラーが入っているため、大ゴマの補助要員としても重宝する。あまった2レベル呪文はベイルフル・トランスポジションに使えば、味方を入れ替えて位置取りを調整することもできる。レッド・ウィザードを使ってLEに入れてもよいだろう。

45/72

Drow Fighter

ドラウのファイター

混沌にして悪

ハービンジャーにいたドラウのファイターのリスカルプト。やはり性能は同じであるが、今度は女性のミニチュアとなっている。リスカルプトの際に性別を変えるのはなかなか良いアイディアだと思う。

46/72

Drow Rogue

ドラウのローグ

混沌にして悪

レイピアとダガーで戦う6レベルのローグ。近接攻撃のダメージは5しかないが、魔法ダメージなうえ急所攻撃+10があるので使い勝手はよさそうである。

47/72

Ettercap

エターキャップ

混沌にして悪

コモンのくせにやたらと出来の良いクモの怪物。士気セーヴ−4というのがなさけない。スカーミッシュでの性能は未知数。からみつきって役に立つのだろうか?

48/72

Frost Giant

フロスト・ジャイアント

混沌にして悪

ヴィーキング風の眼鏡ヘルメットとお髭が素敵な霜の巨人。104ポイントなので200ポイントのウォーバンドに入れてもよいだろう。やはり弱点はセーヴ=10。

49/72

Ghast

ガスト

混沌にして悪

グールの親玉として親しまれている(?)ガストくん。近接攻撃で麻痺(難易度15)をくらわせるうえ、悪臭の能力で隣接する敵(生きているもののみ)のセーヴを−2する。カースト・スピリットあたりと組み合わせると恐ろしいコンボが発生しそう。制御困難5なので現状ではドラウのロルス神クレリックしか指揮下に置けない。

50/72

Gnoll Sergeant

ノールの下士官

混沌にして悪

三つ又のフレイルを持ったノールのファイター。きちんと黒目が入った非常にできの良いミニチュア。本人もなかなか強いが、“負傷しているクリーチャーに対し近接ダメージ+5”という指揮官効果が面白い。

51/72

Grick

グリック

混沌にして悪

本当にコモンなのかと目を疑う見事なミニチュア。触手の吸盤が実に気持ち悪くて良いできである。ワンダリング・モンスターなうえ、生きている敵を撃破すると食べるのに夢中で移動しなくなる。低レベルの冒険に登場させやすいクリーチャーなので、むしろRPG用として重宝するだろう。

52/72

Lareth the Beautiful

“麗しの”レアス

混沌にして悪

Temple of Elemental Evil に登場した気狂いクレリック。指揮官効果は敵味方ともにクリティカルのダメージを増やし、攻撃で1をロールした時に負傷するというもの。本人の戦闘力も高く呪文のレパートリーも良いものが揃っている。ややコストは高いがなかなか面白い指揮官キャラクターである。

53/72

Lich Necromancer

リッチの死霊術師

混沌にして悪

王冠がちょっと愉快なアンデッドの死霊術師。さすがに呪文のレパートリーは強力で、特にホールド・モンスターが恐ろしい。リッチであるため近接攻撃でも麻痺をくらわしてくる。呪文の使い手だからといって気軽に近接戦闘を仕掛けることもできない。指揮官効果は6マス以内で撃破された生きている敵を5ポイント以下のアンデッドに変えてしまうというもの。敵を撃破するたびにゾンビやスケルトンが増えていく様は壮観である。

54/72

Minotaur

ミノタウロス

混沌にして悪

リスカルプト。性能的にはハービンジャーのミノタウロスと同じだが、外見は相当に向上している。しかし性能が同じということは、攻撃ボーナスも同じなわけで………やはりこのコストで+7は低すぎると思う。

55/72

Minotaur Skeleton

ミノタウロスのスケルトン

混沌にして悪

上のやつのガイコツ。単純な戦闘力はオーガやミノタウロスに劣るが、アンデッドならではのしぶとさが光る。[冷気]への完全耐性があるため、ドラウのウィザードやモルデンカイネンの呪文に巻き込んでも良いだろう。

56/72

Orc Brute

オークの乱暴者

混沌にして悪

棍棒を持ったオークのバーバリアン。コスト8で攻撃+7(15)、しかも移動力9! ハービンジャーにいたオークの狂戦士にくらべると恐れ知らずでない点が劣るが、その分攻撃力と移動力が高く、制御困難も1で済んでいる。おかげでアイ・オヴ・グルームシュやドラウの下士官とのコンボが可能。このコストのクリーチャーに20ダメージを食らわされるのは洒落にならない。

57/72

Quasit

クアジット

混沌にして悪

今回初登場の“超小型”クリーチャー。間合いが短い点を再現するため、機会攻撃が行なえなくなっている。3レベル以下のクリーチャーに効く円錐形のフィアー・コーンが使えるため、低ポイントのウォーバンドで重宝しそうなクリーチャー。

58/72

Red Wyrmling

レッド・ワームリング

混沌にして悪

ワームリング系ではじめてのレア。たしかに噛み付きで10ダメージを与えたりと、他のワームリングよりは性能が良い。しかし32ポイントの価値があるかどうかは謎。呪文の使い手やガウスなどを襲うのが主な役目だろうが、どこまで役に立つのか。

59/72

Tunarukk

タナラック

混沌にして悪

フォーゴトン・レルムのモンスターを集めた Monsters of Faelun に記載されているデーモンの血を引いたオークのプレインタッチト。CE陣営で使うかどうかは微妙なところだが、LEのベイン神クレリックで招来できる。

60/72

Werewolf

ワーウルフ

混沌にして悪

これもハービンジャーのリスカルプト。胸のある女性のワーウルフとなっている。男女取り混ぜて登場させるのも面白いだろう。

61/72

Huge Gold Dragon

超大型ゴールド・ドラゴン

秩序にして善

ついに登場したメタリック種最強のゴールド・ドラゴン。291ポイントとコストも高いが、それだけに凄まじい性能である。LGにはAC上昇の手段が多いので、ただでさえ高いACを強化してやれば、超大型クリーチャー以外の攻撃はめったに命中しない。弱点はセーヴ=10だが、これも法のクレリックやエベルクで強化してやると良いだろう。独立クリーチャーなので本体から放れて自由に行動できる。ブレスは2番目のものが面白い。敵のダメージを5下げられるので、アラミルとのコンボが決まれば合計で10ポイント減少する。

62/72

Cloud Giant

クラウド・ジャイアント

秩序にして善/混沌にして善

超大型クリーチャー中、唯一の指揮官。指揮官であるため独立クリーチャーと同様に単独行動が取れる。ゴーレムや指揮官が必要なクリーチャーを使用する際、指揮官暗殺という戦法を受けにくいのも特徴。

63/72

Storm Giant

ストーム・ジャイアント

混沌にして善

巨人系最強のストーム・ジャイアント。なんと女巨人である。一撃40ダメージの近接攻撃はまさに破壊的。攻撃ボーナスも高いため、ほとんどの攻撃が命中する。また巨大な弓矢で25ダメージを与える。魔法ダメージではないのでマジック・ウェポンの準備はお忘れなく。

64/72

Treant

トリエント

混沌にして善

御存じ動く木のひとたち。44ポイント超大型ではもっともコストが低く、性能もそれに見合ったあたり。こうなると200ポイント戦に使いたくなるが、公式ルール上は200ポイントのウォーバンドに入れることができない。日本では長らく「トレント」で通ってきたが、3eの翻訳時に問い合わせたところ「トリエント」という発音が返ってきてびっくり。考えたら元ネタが「エント」なので「Tree-ent」になるわけだ。

65/72

Warforged Titan

ウォーフォージド・タイタン

秩序にして善/秩序にして悪

これも Eberron に登場する戦争用のゴーレム。PC種族のウォーフォージドより旧型で、まだ自我といえるほどのものはない。

66/72

Behir

ビーヒア

混沌にして善/秩序にして善

ベースからおもいっきりはみ出した豪快な造型が魅力的。ポイントは75と低めで、性能もむしろ大型以下のクリーチャーを虐めるのにちょうど良い。[電気」への完全耐性を生かし、ライトニング・ボルトを放つクリーチャーと組み合わせるのが良さそうである。

67/72

Bulette

ブレイ

秩序にして悪/混沌にして悪

どうやら元ネタはウルトラ怪獣であるらしいという噂のクリーチャー。コスト57と安めだが、制御困難20の超大型となれば、いかにも交通渋滞を起こしそう。他の超大型クリーチャーの壁に使えるのかどうか。造型やペイントは非常によくできている。

68/72

Fiendish Tyrannosaurus

フィーンディッシュ・ティラノサウルス

混沌にして悪

なぜフィーンディッシュかというと、3.5eのサモン・モンスター表に載っているのである。高レベルのキャンペーンなら、こいつを多量に招来させるのも面白い。スカーミッシュでは制御困難6が悲しい。指揮下にさえおければ、頑丈さを生かしてフォモールのよきライバルとなれるのだが。

69/72

Fomorian

フォモール

混沌にして悪

スカーミッシュの500ポイント戦では、まず筆頭候補にあがる効率のよいクリーチャー。119ポイントで攻撃+17/+12(40)はすばらしい。2体は軽々入るし、場合によっては3体入れてもかまわないだろう。無茶を覚悟なら4体入れることも不可能ではない。造型もよく、RPGでも登場させやすい手ごろな悪役クリーチャー。

70/72

Grabrezu

グラブレズゥ

混沌にして悪

カニのハサミが格好良い超大型のデーモン。こんなのが空中から湧いて出たら逃げる。そりゃ逃げる。スカーミッシュでは、呪文抵抗に視認困難11を持ち、ほとんどの攻撃を1/2ではね除ける。しかしコスト(269)のわりに攻撃力が低い(+15/+15(30)のが難点。デシメンジョン・ドアを発動できるので、使い方によっては楽しいことができそうなのだが。

71/72

Huge Red Dragon

超大型レッド・ドラゴン

混沌にして悪

ゴールド・ドラゴンの対抗馬となるべき超巨大赤竜。コストが安め(216)なのはよいが、攻撃ボーナスが足りない(+16/+11/+11)ため、ACをバリバリに強化した善のクリーチャーやナイトウォーカーには苦戦する。機動力とブレスを生かして支援用のクリーチャーを一掃できるかどうかがミソだろう。

72/72

Nightwalker

ナイトウォーカー

混沌にして悪

アンコモンながら今回最高のコスト(393)を誇る凶悪なアンデッド。もちろんスカーミッシュでは1体しか入らないし、RPGでも複数登場させることなどめったにない。というわけでダブるとだんだん嫌な気持ちになってくる。それはさておき、確かに強い。特にホールド・モンスターとフィンガー・オヴ・デスという2大呪文が凶悪である。近接戦闘に入っても、擬似視覚があるためグラブレズゥなどの視認困難を無視することができる。


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