ローマ字で「ＴＡＴＡＲＩ」というタイトルが目を引きますが、邦画でもなければ日本を題材にした作品でもありません。原題は「House on Haunted hill」、直訳するなら「呪いの丘の幽霊屋敷」とでもいったところでしょうか。モノクロ時代の名作のリメイクだそうですが、ほぼ原形をとどめぬまでにアレンジされているようです。

かつて火災により多数の死者を出した精神病院があった。今では改装されたその屋敷で、肝試しパーティーが開かれる。しかし当日やってきたのは招待した覚えのない客ばかり。彼らもまた、自分たちがなぜ招待されたのか、全く心当りがなかった。いったい誰が招待状を書き換えたのか？ 館に閉じ込められた彼らは、無事に朝を迎えることができるのだろうか？

わりとオーソドックスなホラー・ムービーです。サイコ・ホラーなのかオカルト・ホラーなのかはっきりさせないままに進行するストーリーはなかなかの見物。映像的にもけっこう恐くできています。これ以上は、ネタがバレちゃうので書きません。