まばゆい閃光とともに現れたのは、ティアマトの力の一部が物質界に顕現した存在「アスペクト・オヴ・ティアマト」です。本物の竜神にくらべれば数分の1の力しかないとは言え、竜魔王との戦いを終えた一行がまともに戦うには危険すぎる相手と言えます。

幸い、次元界、神秘学、宗教などの知識に優れたキャラクターが揃っていたため、その正体はすぐに判明しました。そう、神格のアスペクトは非常に不安定で、物質界に存在し続けられるのはせいぜい数時間から数日程度なのです。

となれば三十六計逃げるにしかず。竜魔王を倒し、その野望を阻むことに成功した以上、無駄な戦いは無用です。後方からブレスを吹きかけながらも、なんとかセーヴやレジスト・エナジーでしのぎつつ、全力で寺院から脱出します。

あとは外に待たせてあったアウルに飛び乗り、竜煙山脈を後にするのでした。