仲間の状態回復やディスペル・マジックに気を取られるあまり、自分のhpの管理を怠ったディーリアがファイアーボールのセーヴに1ポイント差で失敗し、これまた−11hpというギリギリのところでお亡くなりに。

さてこまりました。パーティ最初の犠牲者はよりによってクレリックのディーリアです。スタッフ・オヴ・ライフはありますが、他に使えるPCがいません!

しかしとりあえずは目の前のドラゴンを倒すことが先決。その後、機会攻撃で噛み付かれながらも前衛部隊が接近戦を敢行。ようやくタイアガランの防御呪文が解呪されたあたりで、パトリオットの“ドラゴン”ベイン・アローやダンのオーブ系呪文が当たりだし、巨竜はついに谷底へと落下していきました。

しかしパーティ唯一のクレリックがこの状態では冒険を続けられません。一行はあわただしくタイアガランの身につけていた装備をはぎ取るとアウルを呼び寄せ、アウルに強行軍を強いてディーリアの遺体を運び、黒沼にあるティリ・キトルの集落へと急行しました。

(ハウス・ルールにより死者を生き返らせるたぐいの呪文の猶予期間は大幅に短くなっており、リザレクションでも術者レベル時間内に使用しないと無効になってしまいます)。

ティリ・キトルの司祭イリアンはブリンドル戦に参加していなかったため、集落に留まっているはずです。この読みはあたり、彼にスタッフ・オヴ・ライフを貸してディーリアにリザレクションをかけてもらいました。しかしこれでディーリアのレベルは1下がり、しかもスタッフ・オヴ・ライフの残りチャージ数は4。もはやリザレクションはありません。すでにディーリア本人がレイズ・デッドを使用できるレベルになっていますが、次に本人が倒れたときは後がないのです(イリアンは6レベルなのでディーリアの書いたレイズ・デッドの巻物には失敗率が伴います。しかもハウス・ルールにより時間制限がレベル×10分です)。

以降パーティは「ディーリア先生だけは死なないようにする」ことを誓うのでした。